お通夜って必要?お通夜の意味

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近年、葬儀の形態が多様化して、従来の一般葬に代わって家族葬や火葬式などが執り行われるケースが増えています。
そして葬儀形態の多様化以前に、そもそもお葬式が必要なのかという議論もあります。
では、お通夜や葬儀が持つ意味は何でしょうか?
お通夜は、死の判定技術が確立していない昔、死んだと判定された人が生き返る例が後を絶たなかったため、夜を徹して死体の監視を行ったのが始まりといわれています。当初は一人で監視するのは怖いので、大勢でにぎやかに飲食しながらお通夜をしましたが、近代になってから、お通夜は故人の冥福を祈る厳粛な儀式に変わりました。地域によっては、葬儀よりもお通夜を重要視するところもあります。
葬儀は、昔から火葬や埋葬の前に行われる故人と残された家族・関係者との最後のお別れの場です。
そういう歴史を踏まえて、お通夜と葬儀には、大きく3つの意味があります。
それは、宗教的意味、心理的意味、社会的意味です。
1.宗教的意味
古来より死は、人間の生を超越したものとして畏れられ、儀式や呪術を以て、死者の魂を慰めてきました。仏教やキリスト教、神道その他諸宗教がそれぞれの教義に基づいて、魂を慰める儀式を執り行うのがお葬式です。
2.心理的意味
故人と関係の深い家族や近親者が、悲しみを乗り越え、心の区切りをつけて、故人の死という現実を受け入れるための儀式を執り行います。お通夜、葬儀、告別式という時間の流れの中で、死の現実を受け入れるのです。
3.社会的意味
故人が現社会との関係が終了したことを知らしめます。行政機関との間で、死亡届の提出や火葬(埋葬)許可証の受領等のやりとりを行って、形式的な手続きを進めます。

お葬式は、規模や形式はどうあれ、故人と残された家族・関係者との最後の接点ですから、後々、このことで後悔することのないように、お葬式が持つ本来の意味を踏まえて、故人とのお別れの場を設定したいものです。

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